超格安インカムwesTayin T668をフィールドテスト。

超格安特小トランシーバーwesTayin T668の飛びをテストしてみた。

前回の記事:
wesTayin T668 | の回想録 (mzex.blog)

自宅の2F窓付近に置いて、適当な音源をマイク端子で接続。マイク端子はよくある感じでφ2.5mmのセンターとGNDを2kΩで接続すると送信になる。この状態でセンターに音声信号を重畳する。連続送信するとPTTをいったん切らないと再度送信にならない。時間制限に引っかからないようVOXで間欠送信にしようと思ったけど配線を変えるのが面倒だったので、ゴニョつて連続送信状態に。

2Fとはいえ市街地の室内からの送信なのであまり距離は期待できない。実使用に近いと言えばそうかも。結果は次のような感じ。

120m以内・・・腰に装着しても受信可。
200m以内・・・手持ちなら受信可。
400m以内・・・場所によってスケルチが閉じるので強制オープンでなんとか。

ICOMの1/4λ長アンテナの機種と比較して7割くらいなイメージ。ショートタイプアンテナの機種は今回初めて使ったから、ロングタイプアンテナ機種よりは飛びが少し良くない気もするもが、100~200m以内なら確実に届くし取り回しも良い。昭和のラジホーンに代表される玩具トランシーバと比較してダンプの違法CBerと交信ができない以外は、安くて実用的だと思う。

AMラジオの終焉が見えてきた。

日本の中波放送(AMラジオ)の終焉がいよいよ近くなってきた。

国内の民放AMラジオ局、2028年までにFM局に転換する方針 | Radio News.JP

民放47局中44局がFM放送に転換と発表された。話題自体は2019年夏ごろから出回っていたが具体的な数字が出てくると現実感が一気に増す。2028年までにってことだから、早いとこは2023年で停波になってくるところが出てくるはず。

民放AMラジオ44局、2028年秋めどに“FM局”目指す(オリコン)のコメント一覧 – Yahoo!ニュース

ヤフコメ民の意見を拝見しているとゲルマラジオが使えないとか電子工学目線で予想通りのコメントも書かれている。ゲルマラジオが使えないからFM放送は災害に弱いとか、どんだけって感じだけど、心境はわからなくもない。実際には災害時は減力放送で普段鳴ってるゲルマラジオが鳴らないかもしれないし、送信局の倒壊もありうるし、そもそも近年の実績として阪神淡路大震災以降の大災害ではコミュニティFM局が大活躍してきた事実を見てない。中波AMにこだわって中身のない放送したり潰れたりするくらいなら、放送局にはFMでいいからコンテンツを維持して欲しい。市民の災害対策としてはAM放送とゲルマラジオじゃなくて、小さい電池式ラジオと乾電池数本用意するだけの話。

遠距離受信ができないっていう意見もある。そもそも放送局としては区域外で受信をしてほしくないっていうのが本音のはずで、本来エリアに縛られないネット越しのストリーミング放送であるはずのラジコにエリアの概念がきっちり実装されてて、やっぱり広域放送はエリア外に聴かせたくないんだろうなっていう考えが透けて見える。プレミアムでエリア外も聴けるってことにはなってるけど、海外では聴けないようにしてあるし、よっぽど聴かせたくないんだろう。放送局にとっては単純に受信者数が多ければ広告費を得られるというビジネスモデルではないから仕方ないな。コミュニティ放送でエリアに関係なく聴けるものがあるのは知っている。

日本の法律と利権にまみれた放送局に電波でのラジオ放送を継続してほしいと願う、清く正しいラジオファンならば、越境の電波を捕まえてエリア外の放送なんて聴こうなどという発想を持ってはいけない。戦時中は短波ラジオで海外の放送を聞くことが禁止されていた。現在も目的は異なれども越境の放送は聴くなっていうスタンスは変わらない。



まあ「企業としての放送局」は区域外を良く思っていないだろうけど、「各番組」の中ではテレビ放送のそれよりも気にしていないというのはあると思う。

スペクトラム表示付きの受信機で見ると各放送局の山がたくさん見えててかなり面白い。電波というものは本来広がる性質を持っているもので、そう簡単に制限できるものではない。アンテナとして20m程度のビニール線を窓から垂らしただけで、夜間になると中波放送の帯域9kHzおきにびっしり全国の放送が聞こえてくる。中には中韓の放送局も結構混ざっている。2028年以降は中韓の放送をクリアに聞くことができるはずだからそれはそれで面白いかも。訳のわかんない放送法なんか受信契約の条文もろともさっさと削除してNHKもAMとBSだけ止めるといわずNHKごとすべての放送止めたらいいのに。

レトロな真空管ラジオでも入手してレストアしようと思ってたけどNHK1波と中韓の放送しか聴けなくなるんなら要らないかな。

DriveSpace3をDOSモードで使ってみる。

PCのドライブ全体を圧縮する機能はずいぶん前からOSに備わっている。

最新のWindows 10であれば圧縮したいドライブを右クリック→プロパティ→「このドライブを圧縮して領域を空ける(C)」にチェックを入れてOK。これでドライブの圧縮ができる。ユーザデータが多くて残容量少なめになったパソコンで空き領域を確保したいなら、試してみる価値はある。画像とか圧縮されたデータはさほど圧縮できないからあまり意味がない。

で、DOS時代はどうかというと、MS-DOS6にDoubleSpaceという機能で搭載されたが他社の権利侵害への対応でMS-DOS6.22はDriveSpaceという名前のものに変わった。このDriveSpaceはDOS系Windowsに引き継がれてWindows 95でDriveSpace2、Windows98でDriveSpace3になった。Windows MeではDriveSpace3と表現されているが圧縮コンテナファイルをマウントできる後方互換機能だけ。

FDの容量1.44MBを超えるファイルが保存できた。

ここでは実質最終版になるWindows98のDriveSpace3をWindowsではなくMS-DOSモード上で使ってみる。FORMAT /Sでフォーマットした起動可能FDだけでは圧縮ドライブが使えない。2個ファイルを追加する。

DriveSpaceに必要なファイル。

・DRVSPACE.BIN
DriveSpace3が有効になっているWindows98の起動ドライブのルートにある。DriveSpaceが有効なシステムでシステムディスクをフォーマットした場合は自動的にコピーされる。

・DRVSPACE.INI
テキストエディタで作る。DriveSpace3が有効になっているWindows98の起動ドライブのルートから持ってきて編集しても良い。中身は次の通り。

AutoMount=1
FirstDrive=H
LastDrive=L
MaxRemovableDrives=1
MaxFileFragments=100
;ActivateDrive=L,A0

この2ファイルを起動ドライブのルートディレクトリにコピーすればOK。

圧縮コンテナファイルがあるドライブにアクセスするとかCtrl-Cを押すとかするとFirstDriveから順にマッピングされて使えるようになる。とActivateDriveの指定で圧縮ドライブのマッピングを静的に行える。

このへんの動作は説明書きではわかりにくい。試してみるとわかると思う。

PCDOS2000に追加したいファイル

PCDOS2000日本語版は仮想PCソフトでDOS/Vを構成するときの基本的なOS。PCDOS2000を自分が必要とする目的で使うときに困ることがあるので対処のメモ。

・EXE2BINが無い。
アセンブラで.COMなプログラムを作るとか、ちょっとしたバイナリデータを作りたいとか、無いと困る。代替品はいくつかあるものの、純正品を用意しておく方が良い。PCDOS J6.3/VからEXE2BIN.EXE (7,214バイト CRC=060E4404)を持ってきてSERVER EXE2BIN.EXE 6.30 を設定する。

・SYMDEBが無い。
デバッガのDEBUGコマンドは標準装備されているけど、Code Viewを持ち出すまでもない状況ではDEBUGよりSYMDEBのほうがわずかに便利なところもある。NECのPC-9801用MS-DOS 6.2の拡張機能セットからSYMDEB.EXE (Ver3.01、36538バイト、CRC=01B97394)を持ってくる。

・RECOVERが無い。
相当絶望的な状況でもない限り必要は無いが、あると最終手段として使えるので。これもPCDOS J6.3/VからRECOVER.COM (10,330バイト CRC=1BD5C9B0)を持ってきてSERVER。

・ATAPI CD-ROMドライバが無い。
CD-ROMデバイスドライバは各社からダウンロードできるが、仮想PCで安定して使えるのはWindows MeのセットアップディスクについているOAKCDROM.SYS (Rev D91XV352、41302バイト CRC=D7AE36C0)を持ってくる。IBM純正のミツミ製IBMIDECD.SYS (V1.44、14221バイト)のがメモリ使用量は少ないが仮想PCソフトではデータが読めなかったりと今一つ動きが良くない。

・BASICインタプリタが無い。
PCDOS2000/7.0にはプログラミング環境としてREXXが用意されているが、IBM-PCではMS-BASICを使いたい。PC DOS J5.02D/VからBASIC.COM、BASIC.EXE、BASICA.COMを持ってくる。仮想環境で動かすにはBASIC.EXEにパッチが必要。ついでにMS-DOS 6.22かWindows MeからQBasic一式も持ってくる。

・TEエディタが重い。
ファイル一式で120kバイトを超えるから720kBのFD一枚に入れておくには場所を取り過ぎる。PC DOS J5.02D/VのおまけディスクからTE.EXE (Ver1.04、27937バイト)を持ってくる。

・DOS/V Extension 2.0が無い。
DSPX、DSPXVGAが標準装備されているがSuperVGA対応ではないし、CD-ROM版のPCDOS J7.0/V UpgradeからDOS/V Extension一式をインストール。製品版PCDOS J7.0/VにはDOS/V Extensionが含まれていないのでUpgradeのCD-ROM版が必要。

・WINDOWS 3.1Jを後からインストールすると「PCDOSツール」のグループができない。
WINDOWS 3.1のインストールが終わってからPCDOS2000のインストーラをSETUP /E(ツールのみインストール)で実行し、Central PointアンデリートWindows版を追加インストールするとプログラムマネージャに登録される。

・ASPIマネージャ、DPMIホスト、その他ツール
Adaptec EZ-SCSIからASPIDISK.SYS他、IO-DATA MemoryServerⅡからDPMI32.EXE、他にLHA、DIET、PKZIP一式、WSP、BDIFF、ISH、FD、MIEL、FILMTN、LHMTN、VFUとかよく使うフリーソフトなど。

まとめるとPCDOS 2000を使うにはPC DOS J5.02/V、PCDOS J6.3/V、PC9801版MS-DOS6.2拡張機能セット、PCDOS J7.0/V Upgrade、Windows Me(またはWin98)を揃えてファイルを持ってくる必要が(個人的に)ある。

DOSでアセンブラでナニしたいとかそういう要求が無い限りはここまでする必要は無い。

AMラジオ用のアンテナ整合器

市販品のAMラジオ用の整合器をわざわざ買った。

通信型受信機を買ったから短波用アンテナが欲しいなと思ってちゃんとしたAM・短波用アンテナを買おうかと画策してたけど、送信しないし、どうせたいして使いもしないから適当でいいやってなった。

DXアンテナが共同受信用でAMアンテナを出しているが、エレメント長が1.2mでロングワイヤーの変形として見た場合短かすぎるし、マスプロ製のAMアンテナは中波放送帯域のみで短波帯の感度が不明だしってことで買うかどうか悩んでいたところ、日本アンテナでAMラジオ用の整合器RM-70が出ているのを見つけた。AM受信用アンテナ基台部はおそらくこの手の整合器がついているはずだから、これを使ってロングワイヤーを組めば良いはずって考えた。

本来はテレビアンテナの同軸75Ω系統に混合された中波放送波をFMチューナーなんかに付属してるチャチなループアンテナ用の端子に接続するための整合器。逆向きに使えば片側給電のロングワイヤーアンテナ系を受信機の50Ω系統に接続するのにも使えるだろうと踏んで注文。オートトランス1:12くらいのバランだろうと思って取り寄せたら、やっぱり予想通りの構造だった。持てる限りの撮影テクニックで接写を試みる。低インピーダンス側は4回巻き、高インピーダンス側の巻き数が読み取れない。

仕様を信じるなら4回:14回(共通部分を除いて二次側10回)で75Ω:919Ωか、4:15(11)で75Ω:1055Ωか、多めに見積もっても4:16(12)で75:1200Ω。

ディップメーターの出力で電圧比を測ろうと思ったらなぜか20MHzくらいになって2MHzくらいに下げられなかったが、この周波数の電圧比だと1:8くらい。こんなに電圧比が大きくなるのはたぶん正しく無い。75Ω側は終端抵抗もつけてなくて解放ってのが一番ダメ。また完全にバラすときに測りなおそう。

正直なところ、高いし、これくらいなら自作したほうが良かった。



完全にバラした。

巻き数比は4回:11回(オートトランス)でインピーダンス比は75Ω:567Ω。浅はかな予想とは違った。もしかしたらハイインピーダンス側は1kΩ負荷に接続するのではなく、エレメント長が波長に対して極端に短い微小アンテナに接続して使うことを想定しているのかもしれない。例えば日本アンテナWH-025(A)を繋ぐならエレメント長が3m程度なので中波放送の波長300mに対して十分に短く実質解放端として扱える。ハイインピーダンス側を解放端とみなすなら2倍で1,134Ωとなり仕様の1kΩに近い値になる。

平行ケーブルから外すときにコイルの線を根元で切ってしまったから戻す気にはならない。