ウィンドウスルーケーブルを分解してみた。

無線局免許状を返納してアンテナを下したから、不要になったウィンドウスルーケーブル(すきまケーブル)を分解してみた。

この手のケーブルは本来使い捨てなんだけど結構高価で長い間再利用していた。もうボロボロでラミネートも自然に剥離してたので手で割いたらほとんど分解完了だった。今はなきマルドルのWSC-50M、M-Jコネクタが両側に付いている50cmくらいの一般的なもの。今売ってるものだとコメットアンテナのCTC-50Mが近い構造だと思う。

WindwThrough1

ラミネートが剥離していない部分をニッパで切断。極細の同軸が見える。少し潰れた。

WindwThrough2

ラミネートを剥がすと、銅箔シース付きスズメッキシールドのケーブルが現れた。1.0D相当くらいかな。ラミネートとの間はゴムっぽい充填剤のようなもので埋められている。ケーブルは硬くて中心導体は単芯に見える。同軸と平行に撚線のボンド線も走っている(一番右端の曲げてある線)。

WindwThrough3

これだけ細ければ減衰も止む無しだが、加工無しで施工できる手軽さには代えがたい存在、十分使った。捨てる。

 

IBM Aptivaのジョイスティック

数年前に中古で買ったIBMのAptivaについていたジョイスティック、97年ごろのものなので実に20年ほど前の製品になる。サウンドブラスターなんかについてるDsub15ピン接続のトラディショナルなアナログ式。Aptivaにはそんなにたいしたゲームはついていないのに、4ボタン、スロットル、ビュースイッチ、連射機能とやたら高機能。

IBMJoystick1

USB接続ならとにかく、ジョイスティックポート接続でそんなにいろいろできるのはどうなっているのか不思議でAptiva本体とモニタはさっさと処分したのに、ジョイスティックだけはずっと捨てられずに今に至る。今日はこれを解体して解析することにした。

IBMJoystick2

底のタッピングネジを何個か外せば簡単に開いた。予想通りたいしたものではなさそうなので、連射機能のIC以外の回路を追う。オール手書きで汚い。

IBMJoystickSchema
IBM Aptiva Joystick Schematic

PC/AT・PC/XTの一般的なジョイスティックポートは2軸2本と4ボタンのジョイスティックをサポートしており、Dsub15ピンの結線は次の通り。

1 : +5V
2 : ボタン1
3 : スティック1のX軸
6 : スティック1のY軸
7 : ボタン2
10 : ボタン3
11 : スティック2のX軸
13 : スティック2のY軸
14 : ボタン4
1、8、9、15 : +5V
4、5、12 : GND

IBMのジョイステックは1人用として作られており次の割り当てになっている。

1 : +5V
2 : トリガー
3 : スティックのX軸
4 : GND

6 : スティックのY軸
7 : ボタン2
10 : ボタン3
11 : なし
13 : スロットル/ビュースイッチ
14 : ボタン4

トリガーは連射機能だけを提供する基板に埋め込みのICと、スイッチ直結をSW2で切り替えられる。

一番の謎だったビュースイッチはスティック上部に設けられた4方向のスイッチで視点変更の機能を想定している。SW1でスロットルと排他で切り替える。いずれもスティック2のY軸を制御することになり、スロットルの場合は0~120kΩ連続可変、ビュースイッチにするとポジションに応じて中点80kΩ、上200Ω、右60kΩ、下40kΩ、左20kΩの各値をとる。

分かってみれば非常に単純明快。このジョイステックはスティック2のX軸以外はフルで使っているので「ジョイステック×2/MIDI分岐ケーブル」を使っても2人では使えないってことがわかった。

組みなおせば元通りになるが、正直かさばって邪魔だった。捨てる。

SATAケーブルを切ってみた。

マザーボードに付属しているようなSATAケーブルは太くて取り回しが悪い。値段は高いが細いSATAケーブルを買って交換するので太いのは要らない。捨てるので切って中を見てみた。

satacable

シールド平行対ケーブルが2組通っているだけ。中の線はかなり細い単芯のスズメッキ銅線っぽい。それが5D-FBの内側絶縁のようにふわふわした絶縁体に覆われて二本一組でアルミシースにまかれている。この細いふわふわした被覆の単線、オシロのプローブに使われている「高減衰同軸ケーブル」に似ている。端での反射の影響を抑えて歪を低減するためのものかな。非常にシンプル。今どきの高速伝送技術の一端を垣間見た気がした。

だがこのケーブルを他に流用できるような用途が見いだせない。捨てる。

 

SB-MIDIケーブル

今日の断捨離物。

sb-midi

SoundBlasterのジョイスティックコネクタに接続してMIDI-IN・OUTを追加するケーブル。RolandのSC-88ProPC-180なんかを接続してDTMごっこで遊んだ。レガシーISAでバカ長くてトラブルメーカーのSound Blaster 16に載っけていたWave Blasterに付属していた純正品なのでなんとなく今まで持ってたが、もう長い間使ってもいないので断捨離。(←ここで書いている製品名とキーワードで年代がバレる。)

ただの配線だけではなくて、フォトカプラが入っているらしいので、分解してみたい。でもネジ止めではなくて融着か接着されてるからカッターで切ってみた。

IMG_4942

必殺モールド固め。Optcoupler(日本ではフォトカプラて言う)のHP 1N638とセラコン221とか、トランジスタの後頭部が見える。ネットを探すと回路はいくらでも上がってるし、これ以上分解する気にならず廃棄処分。

他にも第一電波DIAMOND RH-777というこれも25年以上前の古いBNCハンディ機用144/430MHzアンテナも捨てた。現行の430MHz 1/2λのRH-771に長さや構造は近いが430MHz 1/4λ型のRH-707と同じ可倒部を持っていて結構便利だった。なぜ姉妹機種が現行なのにRH-777だけが廃番なのかがよくわからない。

マッチング部の中を見たくていろいろやったが分解できず、ヤスリで削り始めたらものすごくくさい臭いがしてきて耐え切れずあきらめた。もう製造後何十年もしてるし加熱もせずに削るだけでものすごい臭いがするプラスチックってどういう素材なんだろう。

 

 

Wires-Ⅱ終わってた。

いつの間にかWires-Ⅱ終わってた。日本でフォーンパッチが解禁されてから実用に供していたシステムとしては割と画期的で。メーカー主導であるあたりが若干残念ではあります。

メーカー主導なので、ノード局になるには専用のHRI-100という謎の箱を買ってきて指示される通りに常時ネット接続のパソコンと常時電源オンな無線機を繋ぎ、若干小難しい設定をルータやパソコンに施すとフォーンパッチのノード局の出来上がり。

このHRI-100と専用ソフトがどうも納得いかなくて常時運用は最初だけ。

2万円以上するお高いHRI-100はぶっちゃけPTT制御とDTMFデコードができるだけの箱で、AF周りはレベル調整だけしたらPCのサウンド機能に丸投げな感じのインターフェース箱。HRI-100の紹介をしてくださった方は「HRI-100が変換したVoIPデータをこのRS-232Cを通してPCにを送ってインターネットへ」なんて熱く語ってくださったもんだから、「ほんまかいなー、最近のアマチュアは進んでまんなー。」と思って聞き直してみたけどやっぱりシリアルIFに音声が乗ってるって説明されて、まんまとダマされた。実際のところ音声はPCのサウンドにアナログパススルーで、圧縮伸長はWindowsのGSMコーデックが行うという他力本願っぷり。RS-232Cに流れてるデータ覗いてみたら本当に簡単な感じで、まあこれくらいやったらこんなにたいそうな機械いらんしなー。とか思ったら若干冷めた。

そんで、Wires-Ⅱのノード用ソフト(クライアントでありながらサーバ的なソフト)、サービスが終わった今だから明かすとしてHTTPサーバ搭載で、ルータでWires-Ⅱ用に開けたポートを通して「外から」そのWires-ⅡノードにしているPCの「いろんな情報」を極めて簡単に覗くことができて仰天、卒倒。その後は知らないが、開設したときのバージョンはそんな状態だったので正直、非監視で無人で動かしておくのは開かれたアマチュアとはいえ正直勘弁。あまりよく覚えていないが、ノードのPCに対してなんらかの操作を行うこともできた気がする。

極めて否定的な一個人の感想になってしまったが、嫌いではない。Wires、D-STAR、EchoLinkどれも試みとしておもしろい。

ここから最後の仕事。

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さよなら。Wires-Ⅱ。