IC-R8600の電源に悩む。

BCLラジオとしてICOMのIC-R8600を使おうとしたら電源で困った。

とりあえず手持ちで無線機用のアルインコのリニア電源を使っていたけど1.5Aの消費電流なのに17Aも要らないし重いしトランス唸るしで、BCLラジオ感覚でお手軽に使いたいからと純正のACアダプタと電源付きスピーカを試したら今度はノイズで短波帯以下がひどいことに。

左からICOM SP-39AD、ICOM AD55-NS、ヤマハ PA-6。結論を言うとPA-6が電気的にジャストフィット。IC-R8600をデジ簡(DCR)かD-STARの受令機として使うならSP-39AD、AD55NSでも全く問題ないんだけど、このICOMの二つの純正電源はスイッチングタイプなので短波帯以下のノイズが発生して短波放送が聴きにくい。

ノイズレベルのテストとして、5D-FB同軸ケーブルで3mほど離した先に1:9バランと30cmくらいのリード線をつけて微小アンテナにする。最初はノイズが電源側から回り込んでいるのかと思っててアンテナ接続無しか、ダミーロードでテストしたら、どの電源でも全くノイズが載らなくてIC-R8600本体が持つ電源周りやアンテナ入力系統のシールドがとても優秀だと判明した。

こんな小さなアンテナでも取り付けるとすぐさまACアダプタ由来のノイズを拾い始めた。

いずれの電源も近距離の中波放送を聞く分には困らないが、AD55NSもSP-39ADもスペクトラムスコープで見てもノイズがすごい。PA-6は全くノイズが見られなくて、スペクトルは放送局だけが見えている状態(左からNHK1 729kHz、NHK2 909kHz、CBC 1053kHz、東海 1332kHz)。やはりこれくらいで使いたい。

このノイズの元凶がどこにあるのかはIC-R8600で確認できる。AD55NS、SP-39ADどちらも66kHzを基本波に持つスイッチングノイズ。

これが2倍高調波、3倍 高調波…と10MHzあたりでも判別できるくらい連なっている。筐体でシールドされているからかSP-39ADのほうがAD-55NSよりもノイズは10dBほど少ない。広帯域受信機専用電源を謳うなら少々高価になってもいいからトランス式にしてほしい。これは通信型受信機のオーナーならシリーズ電源くらい持ってるでしょうという無言の圧力なのかもしれない。

対して、ヤマハのPA-6は電子楽器用で12V2Aのトランス式ACアダプタで今は廃品種。保守部品で注文できるらしいが未確認。よくあるACアダプタなので安定化してなくて電源オフ時で14.5Vくらい、電源オン時で13.2Vくらいとちょうど良いくらいの電圧になる。IC-R8600で使う限りAFのハム音も高周波のノイズも皆無。端子が懐かしい2.1mmΦDCジャックなのでEIAJ電圧区分5に交換するか、変換ケーブルを作ると良い。これなら簡単に移動できて、本体直付けアンテナでもBCLできる。

仮に十分にシールドした同軸ケーブルと十分に距離をとったアンテナを用意できるとか、VHF以上の帯域を聞くのであればAD55NSやSP-39ADでも問題ないと思う。

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