BCLラジオを買った。

広帯域受信機(ワイドバンドレシーバー)を買った。この機械はSDカードに録音ができるし、BCLラジカセの現代版とでも言おうか。

IC-R8600 – ICOM
https://www.icom.co.jp/lineup/products/ic-r8600/

今や家電のラジオは軒並みDSPラジオに、業務用のハンディトランシーバもワンチップSDR化、アマチュア無線機は送受信ともにSDR化、そして受信機もフルDSPの時代に突入。今も通信型受信機を作り続けているICOMAORも固定はDSP機。この受信機は2017年発売で、もう数年経っている。いまだに短波はアナログ機という意見は根強いもののソニーICF-M780Nを使ったときアナログの時代はすでに去ったと納得した。

Windowsパソコンから操作ができてネットワーク越しに受信音も聞ける。RTLチップのUSBレシーバーでも似たようなことはできるがRFの基本性能が違う。それに、家電などから発せられるノイズが多い現在の長波~VHFの受信環境にとってDSPの強力なデジタルバンドパスフィルターや各種ノイズ除去フィルタは不可欠な装備。

短波放送帯も聞ける無線機があれば、それより高価な受信機なんて要らないかなと思っていたけど、受信専用の機械だけあってとても良い。操作は受令機やスキャナーというよりアマチュア無線的に「電波を探す」ことを考えて作られてるし、仕事で使う測定器や組込みのブラックボックスのような使い方ができるようにも作りこまれていて、やっぱりオールインワンのBCLラジオやハンディ型の広帯域受信機とは違って満足度がとても高い。でも趣味で使うにはちょっと高価かな。



使っているうちにメーカーの設計の良さに気づいた。JJYの60kHz、40kHzの両方を室内から垂らした10mのビニール線だけでいつでも受信できる。これは中波ラジオの大半を含む500kHz~1600kHzが単独のバンドパスフィルタになっていて、中波放送を聞くときは感度が低下しないし、それ前後の長波や中波の1700kHz以上の受信時に中波放送の影響が抑えられているフロントエンドの出来の良さだと思う。実際に短波を受信した感じだと短波無線機のヤエスのFT450よりもIC-R8600のほうが聞きやすい。(スペック上の感度はSSBはIC-R8600が少し良い、AMはFT450が少し良い)

このへんは機器の用途と設計思想の違いだから仕方がないとしても、アマチュアのHF無線機FT-450だと中波放送帯以下がアッテネーター標準装備でオフにできなくて感度がいまいち、それを改造で外すと飽和するしで中波放送はDX受信は無理で、アマチュア業務の合間で気休めに聴くくらいのおまけ機能。長波に至ってはほぼ表示が出るだけ状態。

機械を重ねると無駄にかっこいい。

今のアイコム機が良いのは操作に直交性があって疑問に思う動作が少ないこと。特にR8600の場合はアマチュア無線専用にできているわけではないから、各機能の組み合わせの制約が少なくて良い。これは保守的ともいうが、先進的なハムにとってはアグレッシブに機能が実装されているアルインコ機のほうが好みかもしれない。ヤエス機も操作系は疑問に思うところがある。(写真で上に載っているFT-450DだとSSBなら効く機能(フィルタやIFシフト)がAMでは効かないものがあるとか、メモリチューニングからVFOへのコピーが取説に無い謎操作だとか。)

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