太陽光発電所を作ってみた。

太陽光発電をやってみた。

一世一代の勢いでローンまで組んでコロナ禍のなか半年かけてようやく完成。構築は業者の人がやってくれるので、やることは書類を書いたり決定事項の判断をするだけ。

出力 49.5kW、パネル容量 95.0kWのプチソーラー発電所。小規模ながらも、ずらっと並んだパネルを間近でみるとなかなかに壮観。この規模までなら第二種電気工事士で施工管理できるので持ってる資格や技術が保守に活用できる。野立ての太陽光発電に賛否両論あることは承知のうえだが、総合的なメリットがデメリットを上回ると判断した。

・環境負荷が低い。
今回設営した設備は休耕地を転用したもので山林を切り開いたりはしていない。パネル製造に電力が要るという意見があるが、現在のパネルは2年程度の運用で製造の電力が回収できることになっている。稼働中は発熱や反射光以外の排出物はほぼ無い。

・付近住民からの苦情が出にくい。
付近に住宅地が無く反射光の苦情が出ない場所を選定した。パワコンのコイル鳴きなどの稼働音も直近でも気にならないレベル。いろいろと苦情が出やすい風力発電は自宅から見える山の尾根にメガワット級の風車がたくさん建てられているが、個人が運営できる50kWの風力発電はこの地域では無理。

・発電した電力は周辺の電力系統で消費される。
九州電力や四国電力では夏場の日中は系統制御が必要なくらい再生エネルギーからの電力供給があるが、この地域ではまだ受け入れに余裕がある。系統連系の太陽光発電を運営することで日本の再生エネルギーの利用率を上げることに貢献できる。

・維持に手間がかからない。
パネル、架台に可動部が一切ない。構造的にも軽量で丈夫。パネルの製品寿命は20~30年以上と言われているので長期間の運用が可能なはず。他の手入れといえば日常の発電量監視と草刈りと定期的な点検。あとは動産保険。

・50kW未満の太陽光発電は2021年度で実質終了。
2021年度が新築で20年運用できるラストチャンス。2020年度のFITは50kW未満の全量買取が無しになったから、今やるなら2019年度までに認定をとった未建築の物件を押さえるしかない。

当然デメリットもある。

・収益はあまりない。
この時期に建てるのだから今さら。2019年度に認定された場合の買取価格は14円/kWh、これだと16~17年で原資を回収できれば良いほう。FITの期間が20年なので16年だと残り4年の発電量が利益になる計算(ぶっちゃけると600万円程度)。だから、20年かけて600万円の利益っていうのをどう考えるか。2か月に1回1~2時間ほどの草刈りで毎年約30万円のおこづかいを20年間もらい続けられるっていうのは個人的には悪くないかな。→利益のほかに20年後には転用済みの農地とあと10年間動く発電設備が残る。中古物件として売る、あと10年間動かして片づける、さらに設備投資して発電を続けるの三択。

・イメージが良くない。
ばんばん山林を切り開いて付近住民とモメてるメガソーラー事業者も目立つし、再生エネルギーとか言って実際は環境破壊してる金の亡者じゃないかとか見ている人が居るのは知っている。資金力にモノ言わせてとか言っても、自己資金0円のフルローンで運営できるものが大半なので、信販会社でローンが組める程度の社会人(普通に働いててクレジットカード作れるくらいの人)であれば誰でもできる。賛成派反対派ともに日本のエネルギー施策がどこを向いているかくらい知ってから議論しても遅くない。→資源エネルギー庁 https://www.enecho.meti.go.jp/

 以前、自分は反対派だった。特に開始当初の2010年度40円/kWhという高額な定額買取制度の下でのみ成り立つような構造に対して非常に疑問であったが、2019年度は14円/kWhまで下落しておりFIT無しの7円/kWhと比較して、あるいは日本の目標は2030年度に8.5円/kWhに据え置かれていていることをみても、現在の太陽光発電が電力インフラの一端を担える一歩手前まで成長を遂げたことを意味する。この21世紀のエネルギー革新を目の当たりにして、その一端(月一回の草刈り)を担えるチャンスに何を迷うか。

・20年後にどうする?
FIT期間は20年で終了する。パネルは30年以上動くのでパワコンを交換して運営を続けるか、土地込みでセカンダリ物件(中古物件)として売るか。原資を回収していればたとえ10万円であったとしても売れれば良いとは思う。売らずに継続で運用した場合、電気の買取価格はFIT無しでも7~8円/kWhなので今回構築した設備ならFIT有りの半分ほどの収益が見込めるわけで、セカンダリ物件として魅力ゼロというわけではなさそう。

・壊れるリスク、壊されるリスク。
地震、雷、火事、なんとかで壊れるかも。とりあえず保険をかけておけば津波以外は補償される。今回設置した場所は津波の心配は無い。

・税金がかかる。
固定資産税がかかる。利益があれば確定申告をしないといけない。減価償却やら経費やら活用して節税につなげる道もある。

参考にしたところ。

メガ発
https://mega-hatsu.com/

タイナビ
https://www.tainavi.com/

当初は停電したときの「冷蔵庫と給湯器のバックアップ」のためにオフグリッドでコンセント一個を賄える出力1.5kWの鉛バッテリーの蓄電付きシステムを自宅に手作りすることを考えていたが、安全性や収益性、環境負荷を考えたときに疑問が出てきた。

太陽光発電つきの蓄電池は自作できる? DIYで作る方法
https://www.tainavi-battery.com/library/792/

完全オフグリッドにできるのならばまだ良いが2kW未満だと災害時の停電対策とか環境意識がどうのとか動機付け学習教材の意味合いが強くて10数万円の費用を回収するのは難しいのと小容量とはいえキロワットレベルのエネルギーを扱うのだからそれなりの危険は伴う。興味が尽きたわけではないから、いずれ試したい。



流れ星・瀧上 太陽光パネル1基2000万円を4基保有…東電に売電し高額収入
https://news.yahoo.co.jp/articles/d249b18a4137b7eeec43b3fa6e3e0f825a1e5f49/comments

2019年度認定済みの物件が20年満期で使える期限が迫ってきたから芸人使ってステマ開始ってところかな。まあ制度上は2021年度以降、20年の期限が1年ずつ減っていくだけなのですぐさま売り止めになるわけではないとしても、パッケージとしての販売価格を年5%ほど減らしていかないと売れなくなるから、地主から土地の販売契約とりつけて土地付き物件売ってる業者にしてみれば旨味が減っていくしね。自分は販売業者の内部事情は知らないけれど、現時点で条件の良い登録済み物件はローンが組める人の間で「取り合い」になっていて、2021年末にもなってきたら残り物件は日当たりが悪いとか場所が悪いとか何等か不満があるものになってくるはず。

ステマはどうでも良いとして、おもしろいのはヤフーのコメント欄。調べもしないで憶測であーだこーだ言ってる人の多いこと。ここに書かれたコメントは世界中から(日本人しか見ないけど)読むことができるいうのに、好き勝手書いて無知を晒している。自分も以前はこういう考えだったかと思うと恥ずかしい。世間というものはこういうものだ。

デイリーの記事では1基200万円の高額収入とか書いてあるだけで、2000万円物件のキャッシュフロー(収支)が30~40万円だとはっきり言ってないあたりが宣伝だなって思うし、知ったとしても2000万円かけてたったそれだけ、と騙されてるみたいな感じになるかも。30~40万円が20年間休まず入ってくることに意義を見いだせない人は、契約書にサインして年数回の草刈りで手に入れられたはずの600~800万円を失っているってことになる。そういう人はせいぜい1000万円が当たるのを夢見て労働賃金を「投資して」サマージャンボと年末ジャンボ宝くじを20年間買い続けるが良い。

そして同じ20年間の間に2000万円物件を4件所有する滝上は3000万円以上の自由にできるお金を手に入れることになる。本人が4件の草刈りをして回っているのかは良くわからないけど。

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