摺動式変圧器の中を観察する。

東芝の商品名スライダックで一般に通じる摺動式変圧器、よく見るものは円筒形のケースに入って調整ツマミが上面にあるタイプ。

手元にあるのはそれとは違って角型のケースに入って電流計、電圧計、スイッチ、ヒューズが内蔵されたもの。メンテナンスのために中を開けてみる。

山菱電機では「ボルトスライダー」と呼称する。東芝はスライダックの後継として山菱のボルトスライダーを推奨しているが、古くからある技術で作られるものなので他のメーカーでも品質に大差は無い。スペックは入力100V、出力0~130V 15Aでごく普通。トランス本体は横に固定されている。重量があるのでゴムのスペーサーで下、左右を支えている。電流計、電圧計はともに信頼の横河電機製でCLASS 2.5のJIS規格品。

スライドトランスの製品で電流計とヒューズを内蔵したものは結構少なくて、電圧はダイヤルに目盛りが付いていればだいたい分かるものの、電流は電流計やクランプメータを使わないと全く分からない。それに電流ヒューズを内蔵していないものも多くて安全に使おうと思うと木板に円筒形のスライドトランスと電流計、電圧計とサーキットブレーカかヒューズを固定した治具を作ることになる。これが結構かさばって取り回しが良くないし上に物を置けないから場所を取るしでスマートじゃない。その点、既製品で角型のスライドトランスは高価だけれど便利。

電圧降下でトランスが必要になる状況なんてよっぽど大電流を長い引き回しで使うのでなければ、商用電源が安定している現在の一般家庭では必要無いが、ちょっとした電気の実験をしたいときに昔ながらのスライドトランスは一台あると助かる。

参考: 直流安定化電源を分解してみた。
https://mzex.wordpress.com/2019/09/07/14838/

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中