NSBチューナーを作ってみたが…

かつてNSBチューナーというものがあったらしい。

真空管スーパーラジオに取り付けると受信できる周波数帯が変わってNSB(今のラジオNIKKEIの短波放送)を受信できるというものらしい。理屈自体は単純で、局部発振器のコイルを乗っ取って発振周波数を強制的に変更することと、入力側のAM帯の同調回路に無理やり短波の電波を突っ込んで周波数変換部に送り込むような仕組みのようだ。そんなにうまくいくのか気になったので以前作ったディスクリートのトランジスタラジオキットで試してみた。

受信部は特に問題になりそうではないので、先に局発の周波数を変更できるか確認してみる。ペンの軸に20回ほどホルマル線を巻いて0.01uFのセラコンを直列に接続。これをGNDと局発コイルにつなぐだけ。

NSBcoil0 NSBcoil1

OSCコイルの両側に接続。周波数を確認する。低い側いっぱいだと発振しなくなる。途中から発振しだして1.6MHz~2.6MHz程度となった。普通のAMラジオだと0.986MHz~2.075MHzだから500kHzほどシフトしたイメージ。これを使って上側ヘテロダインで受信すると2MHz~3MHz程度が受信できる周波数範囲となる。

NSBcoil2 NSBcoil3

て、これだと3.9MHzのNSBが受信できないん。。コイルの巻き数を変えてみたりしたけど発振を始める低い側が変化するだけで、最高周波数はあまり変わらず。既存のOSCコイルのが強力でそっちが支配的に発振しているのかも。結局既存のOSCを外付けのコイル側に引きはがすことはできなかった。

逆に考えて、既存のOSCコイルが支配的なのに最高周波数が2.6MHz付近まで伸びるなら、単に局発をいじれば最高周波数をある程度変更できるだろうと。OSCコイルのコアとVCのトリマCの調整だけでやってみたら、1.6~3.1MHzくらいの範囲で発振するようになって1MHzほどシフトできたので2~3.5MHzくらいを受信できるようなにった。主同調はバーアンテナのコイルをコアから外してアンテナ回路につながる測定端子に長めのリードをつないだだけ。

これで短波放送の低い部分は入ってくるようになった。結局NSBは聴けなかったが、北朝鮮の国歌がきれいに聞こえてきたのでLとCの調整だけでも3.25MHzあたりは問題なく入ることがわかった。

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