ディップメーター買い替え。

ディップメーターを買い替えた。

前使っていたディップメータは三田電子のDMC-230S2というもので、周波数カウンタ内蔵で最高に使いやすかった。が、メーカはすでに廃業しているし、回路図も公開されてないし、大半はディスクリート部品だけど周波数カウンタ部は専用ICで壊れたらたぶん修理は難しい。主要パーツの一つであるバリコンがポリバリコンだというのも買い替えの契機。これは組み込み型電池と同じで、寿命が存在する部品の一つ。

dmc230s2-1

ポリバリコンはポリエチレンフィルムとロータがある程度の圧力がかかった状態で密着して回転する構造になっており物理的に摩擦が生じるため、長期間使用していると問題が出てくる。ラジオなんかだとチューニング時に「バリバリ」と大きな雑音が入るようになる。今のところポリバリコンの入手性に問題は無いが、20年前の日本製のものと比較して今の台湾、中国製の品質が良いかどうかはかなり疑問。ここ5年くらいで買ったポリバリコンは中華製で軸の回転が固く、スベリも良くないしバックラッシュもあって結果としてラジオのチューニングがしにくくなるようなものだった。DMC-230S2はバーニアがついているので使いにくさは多少緩和されるとはいえセットの構造的にも交換が面倒な感じもする。写真では分かりにくいが、バリコンを交換するためには立ち基板の広いGND部の半田を外す必要がある。

dmc230s2-2

また、仮に周波数カウンタ部分がおかしくなった場合で修理できなければダイヤルに目盛りも無いから単体ではほぼ使い物にならない。まあ、器用な人なら周波数カウンタくらいは自作して組み込めると思うけど、そういう人はVFO部分だって自作できると思う。

そもそも現在ではアマチュアでもアンテナアナライザが主流でディップメータは出番が減っていて既製品は少ない。中古かデッドストックを探すか自作するという手もあるが、正直面倒なので既製品を探してみると少なくとも台湾メーカが1機種作っている。

LODESTAR – Grid DIP Meter DM-4061
http://www.lodestarelec.com/27-grid_dip_meter.html

本体に「Tr DIP METER」って書いてあんのに、どこがグリッドやねん、とツッコミたいが、このDM-4061はネットの知見によるとリーダー電子のLDM-815のデッドコピーなサガ電子のDM-250をリーダー電子からGWInstekが権利を買って2016年ごろに再生産したものらしく、コピー品が正規品になって現代によみがえったよくわからない経歴のゾンビな機種ってことっぽい。GWInstekといえばTEXIOの関連(博打感覚な中国製測定器メーカ製を買うわけでもないという意訳)ってことで、さっそく買ってみた。今なら15,000円前後で手に入る。

ネットで見た写真とほぼ同じで確かにエアバリコンが使われている。部品もほぼすべて汎用品で回路図も探せば出てくるので壊れてもケース以外は修理できそう。最初から周波数がぜんぜん合ってなくてネジロックを外して調整するハメになったけど。

dm4061-1

dm4061-2

デジタル周波数カウンタは無いが、受信機やオシロで周波数は確認できるからあまり気にならない。

それより最低周波数が1.5MHz(目盛りがいいかげんで実際には1650kHzくらい)からで、455kHzのIFやMFのAMラジオの調整に使えないことのが困った。コイルを巻かないとダメかと思って試したが1.0MHzくらいから下がいまいち安定せず。
→Aコイル(1.5MHz~)の筒の中に小さいフェライトを入れると300kHz割るところまで簡単に下がった。これでAMラジオのIF調整にも使える。

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