アナログオシロは終了しました。

以前から危惧していたが、ついに汎用のアナログオシロスコープが新品では手に入らなくなった。中古は豊富に出回っているので使おうと思えばいくらでも手に入るが、新品は学習用のものしか販売されていない(下のリンクのメーカーが学習用よりも少し良い物を扱っている)。このスペックではアマ無線の変調モニタくらい(シャックの飾り)にしか使えない気がする。せめて20MHz以上の帯域と2現象と遅延掃引は欲しい。

MCP Japan アナログオシロスコープ
https://www.mcpjapan.co/test-instrument
種類としてはいろいろそろっている。スペックをよく見て目的に見あうものを。

秋月扱いのEZ-Digital 20MHzアナログ機もいつの間にかなくなってたし、テクシオとA&Dが100MHzの汎用を、岩通が1GHzの広帯域を最後まで作っていたがすべて販売終了。ショッピングサイトではA&Dの注文を受けているところもあるが専門の商社でないとドロップシッピングだから注文してもキャンセルだな。

仕事でもアナログオシロは使っていたが、今となっては高速な信号処理の前には必要の無いことなんだろう。当時はまだデジタルオシロがアナログオシロと共存していて、テクトロのアナログ200MHz機とデジタル2Gs/secのカラー表示な新鋭機を前に実時間サンプリングと等価サンプリングがごっちゃになっている上司と言い争って、自分の知識不足もあって「掃引1回分のデータだけじゃどうやっても等価サンプリングなんてできませんよ。」っていう言葉が出てこなかった想い出。

このブログでも管面をしばしば登場させているのはテクシオのCS-5400で100MHz 3現象 リードアウト付きのアナログオシロ。汎用アナログ機としては最終形態なので使えると(DPOを買うまでは)手放せない。今中古で買うと2万円前後。ディスクリート部品だけを使ってるわけではなくてたぶんマイコンやカスタムチップも使われてるはずだし、内部の回路もサービスマニュアルで公開されてないから、仮に壊れてメーカ修理ができなくなった時点で終了する。それを差し置いてもオートセットアップと自動計測のリードアウトがとても便利だ。ビデオ掃引と遅延掃引を使いこなせればテレビの原理が理解できる。

このクラスだと汎用オシロとしてアマチュアが使うには十分すぎるスペックだが、今だと3万円で買える中華デジタルオシロのがストレージとかFFTとかいろいろと便利機能がついててそっちのが良く見えたりするかも。しかし安くて信号処理が不十分なデジタルオシロは「既知の信号を確認する装置」なんで手を出すといろいろ苦労しそうで手を出すかどうか迷う。アナログオシロも学習者向けは汎用オシロとしては物足りない。トリガソースがINTだけとか、遅延掃引が無いとか、信号遅延線が入ってないとか、そういうのは学習用と名の付く「特殊用途向け」なので、一般家庭で使う(趣味で使う)道具としての汎用オシロにはおすすめしがたい。(オーディオマニアが一般家庭に無いようなアンプに繋いで「う~ん、いい波だ。」などと宣うくらいには使えると思う。)

cs5400

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